<Header>
<Author: 高適>
<Title: 人日寄杜二拾遺>
<Format: 格式不明>
<Year: 2000>
<BookName: 校注唐詩解釈辞典>
<Translator: 松浦友久>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 人日（じんじつ）　杜二拾遺（とじじふい）に寄（よ）す>
<BookPage: 171-175>
<UsedPage: 5>
<Feature: 1, 2, 4>
<End Header>
<Poem>
人日題詩寄草堂，
遙憐故人思故鄉。
柳條弄色不忍見，
梅花滿枝空斷腸。
身在遠藩無所預，
心懷百憂復千慮。
今年人日空相憶，
明年人日知何處。
一臥東山三十春，
豈知書劒老風塵。
龍鐘還忝二千石，
愧爾東西南北人。
<End Poem>
<Translation>
人日$正月七日$にこの詩を書きつけ、君のいる草堂に送る。旧友である君が$私と同じく$故郷をひたすら思っていることに、この離れた$蜀州の$地から、せめていとしい気持だけでも送り届けよう。$南方の蜀の地では、春景色が早くも到来していて$柳の枝はもう芽ぷいており、悲しくて見ることができないほどである。また、梅の花も枝いっぱいに咲いており、$共に楽しむ相手もいないまま$悲しい思いにくれるだけである。
わが身は、この南の蜀の地に左還され、中央の政治に全く関与できないでいる。わが心は、さまざまな心配ごとに満ちている。今年人日には、君に会えずに、ただ君のことを空しく思っているだけである。来年の人日には、いったいどこにいるのかわからない$さらに遠くの地へ行ってしまうのかもしれない$。
昔、私は、謝安が会稽の東山に隠れていたように三〇年間も仕官せずに自由に過した。そのころは、わが学問や武芸を、俗世の役人ぐらしの中で朽ちさせていくことなど、全く予想もしていなかった。ところが、$恥しいことに$老いた身であるのに、なおも私の方は地方長官を拝命している。$この点を思うと$君が自由な人間として拘束なく生きていることに恥じいるばかりである。
<End Translation>
<Formatted Translation>
人日$正月七日$にこの詩を書きつけ、君のいる草堂に送る。
旧友である君が$私と同じく$故郷をひたすら思っていることに、この離れた$蜀州の$地から、せめていとしい気持だけでも送り届けよう。
$南方の蜀の地では、春景色が早くも到来していて$柳の枝はもう芽ぷいており、悲しくて見ることができないほどである。
また、梅の花も枝いっぱいに咲いており、$共に楽しむ相手もいないまま$悲しい思いにくれるだけである。
わが身は、この南の蜀の地に左還され、中央の政治に全く関与できないでいる。
わが心は、さまざまな心配ごとに満ちている。
今年人日には、君に会えずに、ただ君のことを空しく思っているだけである。
来年の人日には、いったいどこにいるのかわからない$さらに遠くの地へ行ってしまうのかもしれない$。
昔、私は、謝安が会稽の東山に隠れていたように三〇年間も仕官せずに自由に過した。
そのころは、わが学問や武芸を、俗世の役人ぐらしの中で朽ちさせていくことなど、全く予想もしていなかった。
ところが、$恥しいことに$老いた身であるのに、なおも私の方は地方長官を拝命している。
$この点を思うと$君が自由な人間として拘束なく生きていることに恥じいるばかりである。
<End Formatted Translation>